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株式会社静科

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    2015-12-01

    低周波音の基礎と実習を受講@東京大学~発生原因や他の方の対策を学習

    先日、東京大学にて、低周波音の基礎と実習を受講いたしました。

    普段、室外機やの低周波音対策を行っていても、他の方がどのように対策をとっているのか、また、そもそも原因は何かを学びたいと思いました。

    私なりの結論としては、低周波は自然界にも存在し、あらゆる機械が稼働する限りは、低周波の発生を抑えることは難しいと思います。電気代が安くなったり、国策としてエネルギーの代替えとなる可能性がある状況下では、製品の製造・出荷の流れを止めるのは難しいと感じました。その現状下で、いかに事前の対策、低周波被害になる可能性の認知となった場合の対策方法の周知は、徹底して行っていかないといけないと思います。

    平成27年度には、環境省による風力発電の低周波報告が行われる予定です。また、エコキュートによる低周波被害には、消費者庁の提言によって各メーカー、団体に対策を進めています。

    関連サイト:一般社団法人 日本冷凍空調工業会 「家庭用ヒートポンプ給湯器の据付ガイドブックについて」

    ちょうどこの記事の前にエネファームでも、低周波の問題が出てきたようです。エコキュートは電気による稼働、エネファームはガスによる稼働なので、今後の生活環境との共生を考える必要があります。

    関連サイト:毎日新聞 11月27日 消費者事故調:給湯2種調査へ 熱電併給システム

    もちろん、音には低・中・高周波があり、どれらもずーっと騒音を聞いていると影響を受けます。現在、環境省でも問題になっている低周波の被害といわれているのは、本当に低周波なのか?という地道な研究・データー採取になります。低周波の被害が増えだしたのは平成11年からで、まだまだ新しい研究分野になります。弊社としては騒音対策を行う上でも、しっかりとしたデーターや研究成果の発表も待ちたいと思います。

    次回は、講習会で学んだ低周波の対策内容を紹介したいと思います。