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株式会社静科

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    工場内ブロワーの騒音対策~将来的に追加対策がしやすい5面体防音カバーを製作

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    平日に食事の為、ショッピングモールを利用する時があったのですが、若い人たちが多くてなぜだろうと思ったのですが、春休みの時期だってことに気づきました。社会人になると長期休みがなくなり、学生のときに、もっと休みのうちに色々なことを経験すれば良かったなと思いました。

    余談はここまでにして。今回は「ブロワー用防音カバー」をご紹介したいと思います。

    現場打合せでより詳細な仕様検討に対応

    今回ご相談を頂いた内容ですが、ブロワーを新たに導入するに辺り、工場内での周囲への防音対策及び、労働環境改善の為、事前に防音対策を施したいと、弊社にお問い合わせを頂きました。

    製作に辺り、設備が既に設置されているということで現場確認をさせて頂き、お客様と現場にて防音カバーの仕様等すり合わせを行いました。事前にお客様から導入された機械の情報は頂いており、どのような防音対策を行うか事前に検討はしていたのですが、実際現場で確認すると、検討した内容だけでは足りない部分も発見することができました。また、現場にて簡単な手書きパース図も合わせて、イメージのすり合わせを行うことで、提案する仕様やお客様からの要望の齟齬を修正することができました。

    本案件では、当初「一人静 タイプL」を使用して防音カバーを製作する予定でしたが、将来ブロワーを追加設置する可能性があるということでしたので、できる限り設置スペースを小さくする為、「一人静 タイプL」に近い性能があり、厚みを減らした「一人静 タイプ薄型L」を用いて、5面体の防音カバーを製作致しました。

    関連ページ:一人静 タイプL

    仕様①:追加防音対策が可能な仕様に

    本案件の特徴的な仕様の1つは、天井の開口部分にサイレンサーが通り、ブロワー部分の防音対策を行うことで、目立たなかったサイレンサー部分の音が気になる可能性がありました。開口部分にサイレンサー用の防音カバーを追加設置可能な仕様にしています。

    仕様①:追加防音対策が可能な仕様に

    仕様②:点検頻度に合わせた点検扉仕様

    2つ目の特徴的な仕様は、頻繁に点検を行う点検扉は、トルク蝶番のみで開閉を行うことができる仕様にし、点検頻度が少ない点検扉はビスで取り外し可能なパネル仕様となっております。蝶番の点検扉部分はいつでも開閉ができますが、すこしだけ扉が浮いてしまう為、防音性能が少しだけ落ちてしまいます。取り外し可能なパネルはビスを外す為に、工具類が必要になりますが、密閉される仕様の為、防音性能が落ちることがない仕様となります。

    仕様②:頻度の高い箇所は開閉が簡単な仕様に
    仕様②:頻度の低い箇所は密閉性が高い防音性能を高めた仕様に

    お客様での設置が可能な仕様

    弊社より、上記のご提案させて頂いた仕様で、お客様に納得をして頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音カバーの仕様や製作期間は、下記となっております。

    防音カバーの仕様

    • 全体サイズ:幅1.2mx奥行き2.0mx高さ1.0m
    • 製作期間:2~3週間
    • 他仕様:メーター確認用小窓・点検扉・サイレンサー用切り欠き・吸排気ファン
    防音カバー別視点

    今回は「ブロワー用防音カバー」をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。