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株式会社静科

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    真空ポンプの騒音対策~2つのご要望に合わせた5面体防音ボックスにて排熱仕様をご提案

    みなさんこんにちは、製造部のYです。つい最近、以前から気になっていた炭酸水メーカーを購入しました。自分はよく炭酸水を購入してそのまま飲むのですが、その場合ペットボトルのゴミが気がついたらゴミ袋一杯に溜まってしまいます。ですが今回炭酸水メーカーを購入したことによりゴミが増えることもなくなり、家にいて飲みたくなったときに炭酸水を作ることができるようになりました。今までは飲むだけでしたが、これからは料理に活用したりしてみたいと思います。

    余談はここまでにして。今回は「真空ポンプ用防音BOX」をご紹介したいと思います。

    お客様からいただいた2つのご要望

    今回ご相談を頂いた内容は、真空ポンプの稼働音を自身で吸音材とPETカバーを用いて防音対策を行ったところ、騒音レベルがほとんど下がらなかった為、弊社の防音BOXにて防音対策を施したいと、お問い合わせをいただきました。真空ポンプから発生する音は主に中音域の為、本案件では、防音パネル「一人静タイプA」を用いて5面体の防音BOXをご提案・製作させて頂きました。お客様と打ち合わせを進めていく中で2つのご要望がございました。

    ご要望①

    設備接続と排気接続の為、2箇所に穴あけを行う事。頂いた1つ目のご要望に対して弊社は次の仕様をご提案させていただきました。接続を行うポンプ上部方向の防音BOX天板部分に円形の開口を設けました。円形の開口を2つのパネルをまたぐように分割することにより、金物を取り外すと天板が開く仕様となりメンテナンスが容易になるように致しました。

    ご要望②

    稼働状態を防音BOXを解体することなく確認できるようにする事。2つ目のご要望に対しては、防音BOXの側面パネルに窓を取り付けることにより稼働状態を視認できるようにしました。窓の位置はできる限り上部に設置を行い、側を通った際に屈むことなく視認できるよう配慮致しました。

    製作時気づいたことにより新たな仕様のご提案

    製作を進めていく際に、防音BOXに開口が数箇所あっても、真空ポンプ稼働時にポンプ熱が溜まる可能性があることに気づいた為、吸気口と排気口を設けることを提案させていただきました。お客様と話し合いを行い、本案件では、吸気ファンと排気ファンを設けることになりました。今回製作を行った防音BOXは幅50cmx奥行き114cmx高さ100cmとなっておりますが、1人で約1時間程度で設置が可能となっています。

    今回は真空ポンプ用防音BOXをご紹介させていただきました。弊社はどのような仕様にしようか迷っている場合にも、現場状況や騒音対象物に合わせたご提案をさせていただいております。騒音対策のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。

    防音BOX (正面)
    防音BOX (背面)