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株式会社静科

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    冷却水ポンプの騒音対策~熱対策とメンテナンス性を兼ね備えた防音カバー製作

    皆さんこんにちは。製造部のYです。

    一人暮らしをしていて普段は鶏肉ばかり食べているのですが、先日焼肉屋に行く機会があったので久しぶりに牛肉を食べると、期間が空いたことも相まってとても美味しく感じました。焼肉屋さんはたまに友人と行くことぐらいしか今まではなかったのですが、これからは1ヶ月に1回一人焼肉に挑戦してみようかなと思いました。

    余談はここまでにして。今回は「冷却水ポンプ用防音カバー」をご紹介したいと思います。

    今回ご相談を頂いた内容は、水素ステーションで稼働している冷却水ポンプ部分に防音対策を施し、労働環境の改善を進めるたいと、弊社にお問い合わせを頂きました。

    お客様からいただいた2つのご要望

    本案件では、防音パネル「一人静タイプA」を用いて防音カバーをご提案・製作させて頂きました。

    防音対策を施すためにお客様と打ち合わせを進めていく中で、下記2つのご要望がございました。

    • ご要望①:メンテナンス性を良くしたい(定期的に除水機の点検を行う為)
    • ご要望②:熱がこもらないようにしたい

    これらのご要望に対して、弊社は2つの仕様を提案いたしました。

    提案①: 防音カバーを二分割に

    1つ目の提案は、防音カバーを2分割することです。枠材により2分割することでメンテナンスを行う際に、分割した防音カバーを接続している枠材を取り外す作業のみで冷却水ポンプのメンテナンスをすることが可能となります。

    提案②:熱対策と水抜き用にパネル下部に開口を設ける

    2つ目の提案は、2分割されていないパネルの下部に開口を設けることです。開口を設けることで、発生した熱が開口部分から放熱されることにより熱対策が出来るようになります。また、開口部分を水上と水下方向に合わせることにより、雨が降った際に水が貯まることなく、開口部分を通り過ぎる状態になり水抜きが出来る形になっております。

    防音カバー開口部
    防音カバー(背面側)

    ドライバーのみで組み立て可能な簡単な仕様でご提供

    上記の弊社よりご提案させて頂いた仕様でお客様に納得をして頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音カバーのサイズや製作期間は下記の通りです。

    • 外寸幅:70cmx奥行き70cmx高さ60cm
    • 製作期間:およそ1週間程度

    本案件は、組み立てと解体が容易な仕様で製作致しました。その為弊社工場にて一度組み立てを行い、厳密な品質の確認後、解体しパネル化し配送を行い、お客様にて組み立て設置を行って頂きました。弊社の防音カバーの組み立て設置は、プラスドライバーさえあれば可能な仕様となっており、お客様毎の写真付きの簡易的な組立手順書を作成しますので、迷うことなく組み立てができるようになっております。

    今回は冷却水ポンプ用防音カバーをご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。