中目黒にある「青葉台スタジオ」を見学させて頂きました。
平成元年の設立ですが、内装は木材と石という非常に重厚で最先端の音響設備がかね揃えられておりました。

まず、印象に残るのは室内を囲う大きな窓です。
この窓には厚手のカーテンが設置してあり、カーテンを開け閉めすることによって音響の調整が可能になります。

スタジオ：窓

天井も高音・低音用に高さをとっています。
また、この写真では分かりませんが、壁・天井には部分的に通気性のあるクロスを設置しております。
この壁・天井裏はトラップという吸音構造になっており、より広範囲の吸音が可能になっております。

一般的に低音域（100Hz以下）の吸音は空気層も相当とらなければいけません。
この構造のおかげで、室内は通常の内装なのに、63Hz部分でも70%の吸音率と驚異の設計になっております。

スタジオ：天井

1階、2階とスタジオがありますが、どちらも同じくらいの部屋の大きさです。
また、外からの遮音・振動抑制の為厚さ60cmあまりのコンクリートで固めてあります。

どんな状況下でもいい音が取れるように配慮されたスタジオとなっておりますので、是非ご利用してみてください。

青葉台スタジオ　-Aobadai studio-
WEB：　http://www.aobadaistudio.co.jp/index.html