室外機の騒音対策に防音壁を納品|初めて担当した防音案件が成立しました
今回は、室外機から発生する騒音への対策として、防音壁を製作・納品した事例をご紹介します。
今回お客様が悩まれていたのは、室外機から発生する音が近隣住宅へ伝わってしまうことでした。
室外機の近くには住宅があり、設備を稼働させた際の音について、近隣への影響をできるだけ抑えたいというご相談をいただきました。
室外機は建物に欠かせない設備ですが、ファンやコンプレッサーなどから継続的に音が発生します。
特に住宅が近い環境では、昼間にはそれほど気にならない音であっても、周囲が静かになる時間帯には目立ちやすくなることがあります。
そこで今回は、室外機から近隣住宅方向へ伝わる音を遮るため、防音壁を設置する方法をご提案しました。
室外機と住宅の位置関係を考えた防音壁をご提案
室外機の騒音対策では、単純に防音パネルを置くだけでは十分とは限りません。
重要になるのが、音源となる室外機と音を抑えたい場所との位置関係です。 音は壁の裏側にも回り込むため、防音壁の高さや幅が不足していると壁を設置しても期待したほどの効果が得られないことがあります。
そのため今回も、室外機の設置位置や高さ、近隣住宅の方向や防音壁を設置できるスペースなどを確認しながら仕様を検討しました。 また、室外機は周囲の空気を取り込み、熱を排出しながら運転しています。 騒音を抑えたいからといって室外機を完全に囲ってしまうと吸気や排熱を妨げ、設備の運転に影響を与えてしまう可能性があります。
そこで今回は室外機全体を密閉するのではなく、近隣住宅側に防音壁を設け、音が直接伝わりにくくする方法を採用しました。 騒音対策だけではなく、設備として問題なく使用できることも考えながら形状を決めています。
今回製作した防音壁の仕様
今回の防音壁には、株式会社静科の防音パネル「一人静」シリーズを使用しました。
- 【製品仕様】
- 使用パネル:タイプL
- 防音壁サイズ:[W5000×H1000mm]
- 使用枚数:[3枚]
- 形状:[直線型]
- 設置方法:[ベースプレート付きH型鋼固定]
一人静シリーズは、薄型・軽量でありながら、吸音性能と遮音性能を組み合わせていることが特徴です。 音を反射させるだけではなく、パネル内部で音を吸収することで、防音壁周辺での反射音も抑えやすい構造となっています。
今回のように室外機や設備機器の近くへ設置する場合には、設置できるスペースや設備との距離などに合わせて、パネルの寸法や構造を調整できる点もメリットです。 現場によって室外機の大きさや配置、周囲の建物との位置関係は異なるため、既製品をそのまま置くのではなく、現場条件に合わせて製作できることが防音対策では重要だと感じています。
納品後にお客様のお声をいただきました
製品完成後、防音壁を無事にお客様へ納品することができました。
納品後には、お客様から 「短納期で対応してくれてよかった!」 とのお言葉もいただきました。 防音対策では、単に音を小さくするだけでなく、お客様がどのような音に困っているのか、また、どの方向への音を抑えたいのかを把握したうえで、それぞれの環境に合った対策方法を検討することが大切です。
今回も、「近隣住宅への室外機の騒音をできるだけ抑えたい」というお客様のお悩みに対し、設置環境や音の伝わる方向を踏まえ、防音壁をご提案・納品することができました。 短納期という条件の中でも、お客様のご要望に合わせた形で無事に納品まで進めることができ、私自身にとっても印象に残る案件となりました。
実は、私にとって初めて中心となって担当した防音案件でした
ここまで施工事例としてご紹介してきましたが、実は今回の案件は、私自身が初めて中心となって対応した防音案件でもありました。
最初のお問い合わせ対応から、お客様との打ち合わせ、設置条件の確認、仕様の検討、お見積り、受注、そして納品まで、一連の流れに関わった初めての案件です。 防音製品を扱う仕事をしている以上、お客様から騒音についてご相談をいただく機会は日々あります。
しかし、自分が中心となり、お客様のお悩みを聞いたところから実際の製品として形になるところまで経験するのは初めてでした。 検討を進める中では、 「この高さで十分なのだろうか」 「室外機の吸排気に影響はないだろうか」 「ほかに確認しておくべき部分はないだろうか」 と迷うこともありました。 分からない部分については社内の経験者にも相談しながら、一つずつ条件を整理していきました。
そして最終的に正式なご注文をいただいたときには、自分が考えた内容をお客様に認めていただけたことが、とてもうれしかったです。 もちろん、自分一人だけで完成させた案件ではありません。 社内で相談に乗ってもらったり、製作に携わってもらったり、多くの方の力があって納品することができました。 それでも、お客様との窓口として一つの案件を最初から最後まで経験できたことは、自分にとって大きな一歩になりました。
今回学んだことを、次の騒音対策へ
今回の案件を経験して改めて感じたのは、防音には一つの決まった正解があるわけではないということです。 同じ室外機の騒音であっても、設備の大きさや設置場所、住宅までの距離、周囲の壁や建物などによって、適した対策方法は変わります。 防音パネルの性能を知ることはもちろん重要ですが、それだけでは十分ではありません。 お客様がどのような音に困っているのかを聞き、現場の状況を整理したうえで、どのように製品を使えばその悩みを解決できるのかを考えることが大切だと学びました。
今回勉強したことを次の案件にも活かし、今後はより早く、より適切なご提案ができるよう、さらに知識と経験を増やしていきたいと思います。 「室外機の音が近隣住宅へ響いている」 「工場や建物の設備機器から発生する騒音を抑えたい」 「防音壁を設置したいが、どのくらいの高さや大きさが必要なのか分からない」 このようなお悩みがございましたら、設置環境や設備の状況を確認しながら、それぞれの現場に合わせた騒音対策をご提案いたします。
お気軽に株式会社静科までお問い合わせください。
