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自身が出した音の反響によって周りの物の位置を探る「エコーロケーション」について

2019-05-24 ブログ

みなさんこんにちは。製造部のHです。突然ですが、皆さんは「エコーロケーション」という言葉をご存知でしょうか。この言葉になじみのない方も多いと思います。ということで、本日は「エコーロケーション」についてお話しようと思います。

エコーロケーションって?

そもそも、エコーロケーションとはどういったものなのでしょうか。エコーロケーションは、自分が出した音の反響によって周りの物の位置を探ることです。つまり、目ではなく耳で周りを「見る」ということです。日本では「反響定位」とも呼ばれています。このエコーロケーションは、おもに暗闇に住む動物が行います。暗闇では視界が悪いので、光ではなく音を頼りにするのです。

エコーロケーションを使う動物の例として、よくイルカが挙げられます。イルカは濁った水中では目が見えにくくなるため、目が退化したそうです。その代わりとしてエコーロケーションを使い始めました。イルカのエコーロケーションは、実に様々な役割を果たしています。

イルカのエコーロケーションの役割

イルカの特徴的なエコーロケーションの使い方の1つ目は、「捕食」です。イルカのエコーロケーションは音波のビームのようなものです。その音波のビームを餌となる小魚やイカに当てると、衝撃波によって動けなくなってしまいます。そこをパクリと食べてしまうのです。

2つ目は、傷ついた心を察知するというものです。イルカは仲間を助ける生き物です。それが違う種類の生き物であっても、弱っているものを助けます。人間にも例外ではなく、体に障害を持つ人や心に傷を負った人などに特に近づきます。この特徴により、イルカセラピーというものが近年研究されています。テレビなどでもよく取り上げられていますね。

人間にもできる?

ここまでエコーロケーションについて説明してきましたが、実は練習すれば人間にも出来るらしいです。生まれながらにして盲目だったとある男性が、練習をしてできるようになったという実例があります。イルカのような機能はありませんが、物の位置を把握することなどは可能なようです。

実際にどのように練習するのでしょうか。まずは音を聞く練習をします。環境が変化したときに聞こえる音は変わるので、その変化をとらえられる耳を養います。次に舌打ちの練習です。舌打ちを音波の代わりに使うといいようです。

このように、エコーロケーションには様々な可能性が秘められています。今後の研究にも期待できますね。