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打楽器豆知識『ティンパニの秘密』~音程を変える仕組み・配置方法・叩き方など

2019-04-17 ブログ

こんにちは。製造部のHです。前回はマリンバについてお話しました。今回も前回に引き続いて打楽器についてお話します。今回のテーマは「ティンパニ」です。

関連記事:打楽器豆知識『マリンバの秘密』~シロフォンとの違いやパイプの役割など

ティンパニの仕組み

ティンパニとは、大きな太鼓を4つ並べた楽器です。実はこのティンパニ、太鼓なのにも関わらず音程を変えられるのです。ティンパニは、ドーム状のボディに皮を張った構造をしています。この皮の張り具合を変えることによって音程を調節していきます。

現在ではペダルの踏み具合で調節する物が主流ですが、ペダルのタイプが出現するまではねじのタイプが主流でした。ねじ締による音程の切り替えは時間がかかります。そのため、昔の作曲家たちはティンパニを曲中であまり使えませんでした。しかし、ペダルタイプが発明されたことで音程の切り替えがスムーズになり、ティンパニの出番は一気に増えました。

配置の仕方にも種類が

ティンパニは4つの太鼓を並べると前述しましたが、4つの太鼓はそれぞれサイズが違います。これを大きい順に並べるのですが、この並べ方には2つの種類があります。アメリカ式とドイツ式と呼ばれるものです。

アメリカ式は左から右に行くほどサイズが小さくなります。日本ではこちらの方式が先に広まったため、現在でもこちらが主流となっています。もう一つのドイツ式は、アメリカ式と反対に右に行くほどサイズが大きくなります。

この二つの様式、ただ並べ方が違うだけかと思いきや、実はペダルの位置も違います。アメリカ式のものはペダルがそれぞれの真ん中にあります。それに対してドイツ式は左右に振り分けられており、4つ並べたときに踏みやすい位置に配置してあります。

叩く位置は真ん中じゃない?

太鼓の叩く場所って真ん中のイメージが強いですよね。ですがティンパニの叩く位置は真ん中ではなく、少し手前側なのです。張り具合は均一になっているため、叩く位置で音の高さが変わるのかというと、そうではありません。

ではなぜ少し手前を叩くのでしょうか。その答えは音色の変化です。皮の真ん中を叩くと音はほとんど伸びません。しかし、手前側を叩くと振動の関係で音が伸びます。オーケストラが演奏するホールは広いため、音を伸ばす必要があります。

様々な奏法

ティンパニには様々な奏法があります。シンバル等を上にのせて叩く奏法や、わざわざ皮を破るという奏法があります。打楽器の中でも、非常に自由度の高い楽器です。

ティンパニは低音がメインの楽器ですが、弊社の商品は低音にも対応できます。音楽スタジオや音楽室などに是非お使いください。