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音にまつわる豆知識~日本人とポリネシア人にしか聞こえない「虫の声」

2019-03-19 ブログ

製造部②です。

現在、メジャーリーグのマリナーズとアスレチックスが開幕戦を日本でやるために来日しています。私もマリナーズ対巨人の試合を見ていましたが、イチロー選手のスター性にはやはり惹かれるものがありますね。初戦はヒットこそ出ませんでしたが、レーザービームと呼ばれる外野からの送球や、打席に立つその姿だけでも人を惹き付ける魅力を放っていました。すでに45歳と野球選手としてはかなりのベテランですが、今シーズンも選手として、日本にその活躍と勇姿を届けてほしいと思います。

さて、本日の記事では、音にまつわる豆知識として、「日本人にしか聞こえない虫の声」について書きたいと思います。

虫の音を「虫の声」として認識できるのは日本人とポリネシア人だけ

まだ季節的には少し早いですが、蝉が鳴き始めると「夏がきたなー」と感じる人は多いと思います。また秋頃、夜に鈴虫の声を聞いて「風流だなぁ」と感じる方もいると思います。何を当たり前なことを、と思うかもしれませんが、この虫の鳴き声を“声”として認識できているのは世界中でも日本人とポリネシア人のみである、という研究が発表されています。

違いは脳のメカニズムにあり

研究によると、日本人とポリネシア人の脳の働きには、他の多くの民族と比べて大きな違いがあるといいます。

人間の脳は右脳と左脳とに分かれており、 左脳は言語や論理性を司り、右脳は感性や感覚を司ると考えられています。世界のほとんどの民族は虫の声を右脳で認識しますが、日本人とポリネシア人だけは左脳で認識しているというのです。そして、そのために多くの民族には虫の声は「雑音」にしか聞こえない一方、日本人とポリネシア人には「言語」として認識されるとのことです。

この「虫の音」を日本人が言語脳で処理し、他の多くの民族圏の人が雑音として処理するのは文化的な違いによるものだそうです。多くの西洋人は、虫=害虫という認識があり、その鳴く音も雑音だと認識しますが、日本人は「虫の声」に聞き入る文化が子どものころから親しまれているので、「虫の音」を人の声と同様に言語脳で聞いているのではないかということです。

日本人と自然の豊かな関係

八百万の神という言葉があるように、日本人は古来より自然を愛で、森羅万象を尊ぶ思想が根付いてます。虫の声を雑音ではなく自然の声として認識し、季節の移り変わりを楽しむ姿勢が、こういった脳の違いを育んていったに違いありません。

現代は都市の開発が進み、子どもたちが虫の声を聞く機会も少なくなってきていると言えます。ゆくゆくは日本人も、虫の声を雑音としてしか認識できなくなってしまう可能性もないとは言い切れません。私自身、キャンプ場などで涼やかな虫の声を聞きながら眠りにつくのが好きなので、今後も日本人にはこの文化・感覚を受け継いでいくことを願っています。