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防音対策で重要な要素3つ~重さ、空気層、密閉度

2019-03-14 ブログ

製造部②です。

今回の記事では防音対策をする際に重要な要素についてお話したいと思います。

要素その1 / 防音素材の重さ

防音の性能を高めるのにもっとも関係が深いのが防音素材の重さです。重さ、すなわち面密度が高い素材ほど高い遮音性能をもちます。

例えばコンクリート、鉛、鉄などは非常に面密度が高いため、高い遮音性能を持ちます。しかしその一方で、これらの素材は吸音性能に乏しく、音を反射して増幅してしまう可能性があります。また、その重さゆえに、設置に重機が必要になったりと、扱いやすさの点でも難がある素材といえます。実際の防音対策では施工のしやすさや耐候性など、総合的に優れた素材を使うことが求められます。

要素その2 / 空気層

防音性能をあげるために重要なもうひとつの要素が空気層です。

例えば、100dBで鳴っている騒音があるとします。この音を遮音性能30dBの防音材(仮に防音材A)で防音すると、音は100-30=70dBまで下がります。

ではこの防音材Aを、2個重ねて設置した場合、音はどうなるでしょう?単純に30dBの2倍で60dBの遮音性能、よって100-60=40dBになるのでは?とおもうかもしれません。しかし実際はそうはなりません。一般的に、厚みを倍にしても音は5dB程しか下がりません。このケースでいうと100-35=65dBにしかならないのです。

実はこの防音材の効果を2倍にする方法があります。それが「空気層」を設ける、という方法です。1つ目の防音材と2つ目の防音材の間に十分な空気層を設けることで、先程の計算通り、100-(30×2)=40dBという性能を作り出すことができます。防音に効果的な二重窓は、この空気層がある構造のため、高い防音性能を出すことができるのですね。

要素その3 / 密閉度と吸音性能

当たり前なことかもしれませんが、音は隙間があるとそこから漏れ、拡散します。例えばモーターコンプレッサーなどを加工防音ボックスを考えた場合、発熱の問題で吸排気用の開口部を設けることがあります。当然空気が流れる隙間が発生するため、音はそこから漏れてきます。このような場合はウレタンなどの吸音材で隙間埋めを行うことで対策が可能です。

また、防音材に使う素材の吸音性能を高めることで、この隙間漏れを軽減することが可能です。

防音ボックスに使用している素材の吸音性能が高いと、内部で音が減衰し、反射音が軽減されていきます。音の跳ね返りが少なくなると、隙間から漏れてくる音も同時に軽減することができます。もし、鉄板など吸音性能がほぼない素材で騒音源を囲ってしまうと、音が壁の間を何度も反復し、増幅され、隙間から出る音もより大きくなってしまいます。吸音性能も防音を行う際にはとても重要な要素になってきます。

結び

他にも防音に重要な点はたくさんありますが、上記の3つは特に大事な要素になってきます。一口に防音対策と言っても、騒音源の種類、設置の環境、施工の条件など、形態はケースによって様々です。静科では騒音測定と対策提案、製品製造から施工まで、総合的な防音対策を行うことができます。何か音のことでお困りでしたら、お問い合わせフォームやお電話にて、お気兼ねなくご相談ください。

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