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株式会社静科

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    2015-09-04

    「子供の声」は騒音か?子供の為の音環境を考えていましょう!

    「子供の声は騒音か?」という議論が増えております。東京都の条例でも子供の声は「騒音」から外されましたが、保育園と周囲の環境から大きな問題になっております。

    産経ニュース 「子供がうるさい!」高さ3メートルの防音壁、開園延期・・・保育園が嫌われる理由とは

     

    周囲との問題を避けるために、土地活用の観点を踏まえ新幹線や電車の高架下に保育園を開園することもあるそうです。

    NHK おはよう日本 減らせ待機児童 高架下増える保育所

     

    この騒音問題がここまで大きくなってきたのは、「子供」の環境を成り行きで考えていたことに起因します。今から約70年前に制定された昭和22年の「児童福祉法」、昭和23年の「児童福祉施設最低基準」には騒音に関してのガイドラインがありません。周囲の環境で子供を明るく健康に育てて・成長させましょう、という内容です。小・中・高校の学校施設には日本建築学会により「学校施設の音環境保全基準・設計指針」がありますが、保育園・幼稚園の記述はありません。

    では、国際的に見てどうでしょうか?WHO(世界保健機関)では子供の為の音環境のガイドラインが設定されています(環境騒音ガイドライン)。

     

    子供は周囲で育てていくもの、というのは至極当然の理由です。しかし、その感覚できてしまったために、本来考えなければいけない子供と音環境がなおざりになってきたように思えます。保育園の音環境に関して成文化、ガイドライン化されていないことが問題なのです。

    この問題は保育園と周囲の問題(対外)だけでなく、幼児自身の成長にもかかわっていきます。周囲環境へのガイドラインが出来ていないのと同様に、保育園の内部環境のガイドラインもできておりません。次回以降、記載していきますが、発達段階の子供にとって、音が響きすぎると聞き取りや発音にも影響も受けます。

    老若男女 人それぞれにライフスタイルがあり、尊重していかなければいけないだけに、もはや成り行きや感覚で環境をつくってはいけません。他人の事とは思わず、社会全体の問題意識として関わっていかなければいけません。