Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    室外機の騒音対策@東京都〜コンクリートブロックで強度を取り防音壁を設置

    こんにちは、ソリューション事業部のHです。

    最近は暑くジメジメした日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。さて、今回は屋外の室外機騒音の対策事例をご紹介します。

    室外機特有の低周波を対策

    今回は某学校の屋外に設置されております室外機の騒音対策でした。学校は住宅地に建っており、近隣の方からの騒音クレームが入ったことで対策に踏み切りました。

    室外機騒音の特性として、250Hz~500Hzの低周波が強く出る場合が多いのですが、そういった特性を持っている騒音はグラスウールやウレタンなどの素材を使用する対策では比重が無い為、防音効果を出すのが難しいとされております。

    今回音の周波数帯を確認するために騒音測定を行ったところ、500Hzの周波数体が一番強くでていたのと、お客様の予算の関係もあり、「一人静タイプA」を選定しました。また、防音壁上部へは庇を取り付けることにより、音の周りこみを最小限に抑えた設計としました。

    結果、騒音値が約15dB低減させることが出来ました。お客様にも防音壁の反対側で音を聞いていただき、体感で効果を実感していただきました。

    基礎コンクリートの無い現場でも対応可能

    今回の現場は地面が土や砂利となっておりましたので、フラットではなく凸凹している状態となっておりました。通常防音壁を建てる際は地面はフラット且つ基礎コンクリート等で強度が取れるような状況がベストですが、毎回都合の良い現場状況という訳も無いのが事実です。

    今回のように砂利や土で強度を取りにくい場合は、コンクリートブロックに防音パネルを支える支柱を設置することで強度を取ります。この設置方法では、L字やコの字といった二面以上の防音壁設置にて活用することが可能です。

    また、設置現場の建物等の壁から控えを取ることが可能な場合はより強度を得られます。

    貸出パネルのご提案

    弊社では、導入前に効果をご体感いただける貸出パネルサービスを行っております。導入前にどの程度の性能があるか事前に体感したいというお客様の声から生まれたこのサービスは、1000×2000又は1000×1000の防音パネルを実際使用することが可能で、中高周波騒音向きの「一人静タイプA」と低周波騒音向きの「一人静タイプL」の二種類ご用意がございます。

    枚数はそれぞれ10枚程度まで、期間は1週間程度お貸出致しますので、様々な配置でお試しいただけます。

    こちらの貸出パネルは大変人気なサービスとなっておりますので、ご検討の方はお早めにご連絡下さいませ(有償でのお貸出しとなります)。

    いかがでしたでしょうか。今回は室外機の騒音対策事例をご紹介させて頂きました。弊社では室外機以外にもブロアや送風機、チラー用の防音壁などの対策も行っております。

    気になる方は御気軽にご連絡ください。

    施工前
    施工後