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株式会社静科

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    店舗屋外のコンプレッサーの騒音対策~防音BOX製作にあたり3つの仕様をご提案

    みなさんこんにちは、製造部のYです。最近花粉所の症状が酷く市販の薬で耐えきれないと思ったので病院に行ったのですが、出してもらった薬が眠気があまり来なくて効果が良くとても驚きました。頂いた薬はここ数年で出来た新しめの薬とのことで久しぶりに技術の進歩を感じて感動しました。

    余談はここまでにして。今回は「コンプレッサー用防音BOX」をご紹介したいと思います。

    中~高音域の騒音に適したパネル「一人静」を選定

    今回ご相談を頂いた内容は、新しく店舗を始めるに当たり、屋外に新設するコンプレッサーの騒音対策を施したいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。コンプレッサーから発生する音は主に中~高音域の為、本案件では防音パネル「一人静タイプA」を用いて5面体の防音ボックスをご提案・製作させていただきました。「一人静タイプA」は中~高音域の吸音・遮音性能に優れておりますので、コンプレッサーの騒音対策に適切ということで、こちらのパネルの選定を致しました。防音ボックスの製作にあたり、弊社から3つの仕様をご提案させていただきました。

    防音BOX製作にあたり3つの仕様をご提案

    1つ目は、コンプレッサーから発生する熱がこもらないように熱対策の為、吸排気ファン及びファンカバーの設置。ファンカバーも「一人静タイプA」で作製している為、ファンの稼働音もしっかり防音出来ます。

    2つ目は、配線の出し入れ口。配線出し入れ口は口が大きくなっているため様々なサイズの配線を通すことが可能となっており、また発泡材にて密封させているため音が漏れにくく、設計されています。

    3つ目は、フタ部分にトルク蝶番とステイを設けさせて頂き、メンテナンスを行いやすくする事。トルク蝶番を取り付る事で、勢い良く開閉することがないようになります。またステイによりフタ部分を開けた状態で固定することが可能となっております。

    ステイ収納状態
    ステイ使用状態
    今回使用したトルク蝶番
    蓋を閉じた状態の防音ボックス

    お客様にて組み立てと設置が可能な製品

    本案件は、「組み立て」「解体」が容易に可能な仕様で製作いたしました。その為工場でボックスに組み立て後、解体してパネル化し、厳密な品質の確認後配送を行い、お客様にて「組み立て」設置を行って頂きました。弊社のボックスの組み立て設置はプラスドライバーとビスさえあれば可能となっており、組立の手順は写真付きの簡易的な組立書を作成しますので迷うことなく組み立てが可能できるようになっております。

    今回は幅1.8m×奥行き0.8m ×高さ1.2mのサイズとなっていますが、2人で1時間程度で設置が可能となっています。今回はコンプレッサー用防音ボックスをご紹介させていただきました。弊社はどのような仕様にしようか迷っている場合にも、現場状況や騒音対象物に合わせたご提案をさせていただいております。

    騒音対策のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。