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株式会社静科

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    液晶メーカーの除振機の騒音対策~粉塵の出ない薄型軽量な防音カバーを製作

    皆さんこんにちは。製造部のHです。

    先日甥が9歳の誕生日を迎えました。つい最近小学校に入学した気でいたので、正直驚いています。子供の成長は早いとはよく言ったものですね。

    さて、本日ご紹介しますのは除振機用の防音カバーです。除振機の騒音でお悩みの方がいらっしゃいましたら是非お読みください。

    発塵性抑制機能のある「一人静タイプZ」で対応

    今回ご相談を頂いたのは、とある液晶メーカーの方でした。除振機から騒音がすると従業員の方からご相談を受け、今回防音対策に乗り出したそうです。しかし、除振機の防音には難点がありました。

    それは、粉塵が出てはいけないことです。除振機は半導体や顕微鏡など精密機器に振動がいかないよう、振動を取り除く機械です。ですので、一般的なグラスウール等ですと粉塵が出てしまい、にあるものの故障の原因となり得ます。

    そこで、弊社にご相談をして頂きました。弊社の製品に、「一人静タイプZ」というものがございます。こちらは、一人静タイプAにフィルムを貼ったもので、クリーンルーム等で使われているものです。

    フィルムを貼らなくても粉塵は出づらいのですが、フィルムを貼ることでより安心してお使い頂けます。重さも1000mm×2000mmで約20kgと軽量で、男性であれば1人で持てる重さとなっております。

    薄型軽量で場所を取らない防音材

    最上部にある写真が、実際に設置した際の様子になります。御覧の通り、室内での防音対策となりました。室内で防音対策を行う場合、場所が限られているため、できるだけコンパクトに収めたいという方が多いと思います。

    一般的なグラスウール等ですと、そのままでは使えませんので剛性がある板に貼る必要があります。また、一定の効果を求めますと二重、三重とする必要があり、分厚くなってしまいます。

    しかし、弊社の製品は薄型軽量で、高い防音効果が期待できます。写真を見て頂けると分かるように、機械を全体的に囲ってもそれほど場所を取らずにご使用頂いております。軽量ですので、支柱で浮かして必要な部分だけ囲うことも可能です。

    「一人静」は室内ではもちろんですが、実は屋外でも使用して頂いている実例がございます。下水道などの水の近くや、海沿いの塩害が心配される地域でもご使用頂いております。

    防音材が腐食しやすい場所や、今回のように防音する対象に粉塵が掛からないようにする場合など、普通の防音材ですと難しい防音対策も弊社なら対応が可能となっております。

    このような場面で防音をご検討の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。